バーチャルオフィスが口座開設に不利なのは本当!?
バーチャルオフィスに登記していると、口座開設ができないというイメージがある方が多いのではないかと思います。
実際、「バーチャルオフィスでも銀行口座開設できますか?」というお問い合わせはとても多く受けます。
問い合わせをいただいた際の当方の回答は、「バーチャルオフィスという理由だけで口座開設が不可能になることはない。」です。
ただ、当方の会員様の中でもたくさんの方が、当方の住所で登記され、そして大手銀行の口座を開設されています。
なので、バーチャルオフィスだからという理由だけで口座開設が不可能になることはないのです。
では、銀行が懸念している点は何かというと、”はっきりとした事業の資料や説明が行えるかどうか”ということなのです。
マネーロンダリング問題が流布したことにより、詐欺等にあたる犯罪事業が増え、その影響で犯罪収益移転防止法が施行されたことにより、銀行の口座開設審査はそれ以前に比べて厳しくなりました。
バーチャルオフィスに限らず、すべての法人口座開設審査が厳しくなったのです。
現に、実店舗を持っていても口座開設審査を落とされている方もたくさんいらっしゃいます。
審査落ちの理由は教えてもらうことができないので、あくまで推測程度でしか判断できないのです。
事業内容や資料、説明が曖昧であったり、事業イメージがわかないものは、銀行側に理解されづらく、審査落ちしてしまう可能性が高まります。
以上のことから、バーチャルオフィスに登記しているということが、銀行口座開設できないということに直接つながるわけではないことがご理解いただれば幸いです。
法人口座を開設される際は、複数の銀行に申し込みし、口座開設の可能性を高めることをおすすめします。
バーチャルオフィスを利用する企業は年々増加傾向にあります。もし、バーチャルオフィスが理由で口座開設できないのであれば、急速にバーチャルオフィスを利用する企業が増えることはないのではないでしょうか。